教師の役目は、子どもに寄り添い支えることです

子どもは伸びるという信念

頭を使えば、子どもは必ず伸びていきます。これは私たちの信念です。1967年の創設以来、灘学習院は、全ての子どもの学力を一人のこらず引き上げる思考教育を行ってきました。頭を訓練する時に大切なのは、とにかく考え続けること。だから、教師は、子どもが考え続けられるよう支援します。

これは決して簡単な作業ではありません。マニュアルに基いて、問題を一律に解説する方がよほど楽です。考え続けるために必要な支援は、子ども一人ひとり異なるからです。どこでつまづいているのか、何がわからないのか。個々に異なる課題を見極めた上で、答えに導くのではなく、一歩先に考えを進められるよう後押しする。子どもに寄り添い、支える気持ちがなければできない仕事です。

 

信念を行動化するための研修

生半可な気持ちでは、子どもを伸ばすことは不可能です。灘学習院に入塾してくる子どもの大半が、最初のうちは教師が教えてくれないことにとまどいます。ひたすら問題を解くようにとだけ指示されて、困惑するケースも多々あります。

けれども、そんな子どもたちが、時間の経過とともに自分で考えるようになるのです。それは、考えれば子どもは伸びると教師が信じているからであり、その信念が教室にいる子どもたちに伝わっているからです。だから、教室にいる子どもたちは、一心に問題と向き合います。そうした教室の空気感を作り出すのも教師の務めです。

 

子どもが伸びないのは教師の責任です

授業にさえ来てくれれば、必ず頭を使わせてみせる。灘学習院の教師は、全員がそれだけの覚悟を持って授業に臨んでいます。子どもが勉強しないのは、子どもが悪いのではなく、頭を使うように導くことのできない教師の責任です。

どんな子どもでも、幼いころにはたくさんの「なぜ?」「どうして?」を持っていたはずです。疑問を持つことこそが、他の動物と人間との決定的な違いなのです。成長する過程で薄れてしまった「問いかける力」を蘇らせてあげる。子どもに寄り添い、子どもと一緒に考え、子どものことを一番に考える。それが灘学習院の教師の仕事です。