考える力は、人生を切り開く力になります

算数で身につける考える力

思考教育では、算数・数学の入試問題を主な教材として使います。その理由は、考えるのにふさわしい良問であることに加えて、簡単には解けない難問が揃っているからです。私立トップレベルの中学校入試問題は、格好の素材です。大人でさえ、問題文を一読したぐらいでは、問題の意味すら理解できないような難しさです。

とはいえ、問題には出題者の明確な意図が込められています。一回読んだだけではわからなくとも、何度も読み込めば、問われている内容は掴めます。算数・数学の問題を考える思考の授業で、子どもたちはまず問題文を熟読します。そして、問題の意味を情景図や線分図などに表します。

与えられた難問に対して、自分なりの見通しを立てて、試行錯誤しながら考えを深めていく。考える力を高める訓練は、理系科目だけに限らず文系科目を理解する上でも有効です。

 

考える力で楽しめる学生生活

算数・数学を通じて考える力がつくと、学校での勉強がとても楽になります。仮に公立中学に進んだなら、数学や理科などの理系科目は、授業をしっかり聞いているだけで内容を理解できます。中間や期末などの試験でも、考える力を使って問題を解けるので、理系科目に関しては事前の試験勉強に時間をかける必要がなくなります。

また、算数の文章題を読んで理解する力は、国語の読解力にも直結します。一文一文の意味を理解しながら読む訓練を積めば、長文を読む力も自然に養われていきます。併せて、小学校5年生以上の生徒を対象に行っている宿題「天声人語の大意要約」に取り組むことで、読解力は確実に高まります。

 

子どもの無限の可能性を伸ばします

ものごとを筋道立てて考える力は、英語の学習にも有効です。英語は、日本語よりも厳格に、ルールに従う言語です。基本的な文章の構成を掴めるようになれば、あとは単語力をつけるだけです。

文系科目の象徴ともいえる社会についても、考える力は役立ちます。歴史上の出来事には、必ずそれが起こった理由があります。「いいはこ作ろう鎌倉幕府」などと丸暗記するのではなく、なぜ鎌倉幕府が作られなけれならなかったのかと考える。源頼朝の思考を追い、行動理由を考えることで理解が深まります。

中学高校レベルなら、基本的に授業を聞くだけで理解できるので、学校以外で勉強しなくとも、成績は上位をキープできます。クラブ活動や趣味のために時間をたっぷり使えます。充実した高校生活を送りながら、国公立大学に合格できるだけの学力も身につく。考える力は、人生そのものを豊かにしてくれるのです。